山形大学農学部

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地域の皆様へ

地域に支えられ、地域の発展に貢献する農学部

学部長 村山 秀樹


本学部では,平成28年4月から寄附講座/食料自給圏「スマート・テロワール」形成講座を設置し,庄内地域に食料自給圏を構築するための取組みを行っています。この寄附講座では,地域内で食料自給圏をつくり,日本の里山の風景や文化を守りつつ,その農村や地域が地産地消の経済を発展させ,自立できるようなビジネスモデルを構築することを目指しています。キーワードは「循環型農業」,「耕畜連携・農工連携(農工一体)」,「地産地消」の3つです。市場経済で動かすのではなく,畑作を中心に生産者・加工業者・小売り・消費者など地域に住むみんながつながる経済の仕組みを作ることが一番の根底にあります。地域企業と連携し食肉加工品の開発製造を行い,2018年度からは山形大学発の食肉加工品(ハム・ベーコン・ウインナー)のみならず大豆加工品(味噌)の販売を開始しています。「スマート・テロワール」は,消費者である皆さんが主役です。