卒業論文アーカイブ

エコミュージアム活動手法を用いた新たな地域活性化取り組みとその可能性―山形県庄内地方の湯田川・朝ミュージアムの事例を題材として―

  • 年度
  • 平成24年度
  • 氏名
  • 星 政頌
  • 指導教員
  • 保木本
  • キーワード
  • 地域活性化
  • 概要
  • 従来の地域活性化はいわゆる「地域開発型」が主流であったが、これからの地域活性はその土地柄を活かした地域活性化が必要とされ、今日ではそうした取組が行われつつある。私も今後の地域活性化を図る為には行う土地に焦点を当てることが必要となると考え、エコミュージアム活動という地域活性手法について興味を抱いた。エコミュージアム活動は、行う地域全体を博物館として見立て、その土地の歴史や文化、資源などを紹介し学んでもらうことを狙いとした取組である。エコミュージアム活動は、「地域愛を育み、地域活性に対する意欲向上につなぐことは可能か」の検証を行う。その確認として、エコミュージアムの手法を取り入れた鶴岡市湯田川・庄内朝ミュージアムの事例調査を行った。この庄内朝ミュージアムを行っている主催者への聞き取り調査や参加者への聞き取り調査・人数調査の中から、主催者側の「庄内朝ミュージアムを地域に対し興味を持つきっかけづくりの場として利用してもらいたい」という主張を、参加者がしっかりと受け止めていること、また庄内朝ミュージアムは、上記した検証結果が見られ、さらにその大きな特徴に、主催者や参加者が主体的に取り組んでいることがあった。私は今後の地域活性化は、「活性化を行う地域を利用すること」がポイントとなり、その為にも「地域愛を育む、地域活性化に対し意欲を向上させる」ことが重要であると考える。そしてそうした取り組みを行う姿勢として、地域の人々が主体的な地域活性化が必要であることを結論とした。

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